私が弁護士選びで「失敗しかけた」話。無料相談に行く前に決めておいた3つの基準【事務所の選び方】

「よし、債務整理をしよう!」

そう決意してスマホを開いたものの、次にぶつかるのが「で、どこの弁護士(司法書士)に頼めばいいの?」という大きな壁です。
ネットで検索すると広告ばかりがズラリと並び、どこが良いのか、何が違うのか全くわかりませんよね。

実は私、最初はネットで一番上に出てきた事務所に適当に電話をして、少し嫌な思い(失敗)をしかけました。
そこから学び、最終的に「この先生にお願いしよう!」と心から思える事務所に出会うために、私が設定した「3つの基準」をお話しします。

これから相談先を探す方の、失敗しないための道しるべになれば幸いです。

【失敗談】私が最初に相談して「やめた」事務所の特徴

私が最初に電話をかけた事務所は、決して悪徳業者ではありませんでしたが、私には全く合いませんでした。すぐに依頼を思いとどまった理由はこの2つです。

事務員しか出てこず、事務的な対応すぎた

電話をかけると、コールセンターのような場所の事務員さんが出ました。
マニュアル通りに「借入額は?」「何社ですか?」と淡々と聞かれるだけで、こちらの不安や恐怖に寄り添う姿勢が全く感じられませんでした。

効率重視なのかもしれませんが、まるで「工場のベルトコンベアに乗せられているような冷たさ」を感じてしまい、自分の人生の再建を任せる気にはなれませんでした。

「とりあえず自己破産で」と決めつけられた

さらに面談に進んだ際、私の借金額(400万円)を見るなり、十分なヒアリングもないまま「あー、これは自己破産ですね。書類集めてください」と方針を決めつけられそうになりました。

「できれば家や車への影響を避けたい」という私の希望や選択肢(任意整理など)を検討することなく、事務所側の都合(あるいは手間の少なさ)で押し付けられたような恐怖を感じ、「持ち帰って検討します」と逃げるように帰ってきました。

絶対に譲れなかった「3つの条件」

この失敗を経て、私は「自分に合った事務所を探すための基準」を明確にしました。それが以下の3つです。

条件①「何度でも相談無料」であること

弁護士の相談料は、一般的に「30分5,000円」などが相場です。
しかし、借金で首が回らない人間に、そんな相談料を払う余裕はありません。お金がないから相談に行っているのです。

だからこそ、「相談料無料(何度でも)」を掲げている事務所を探しました。
これは単にお得だからではなく、「借金問題で悩む人の経済状況を、本当の意味で理解してくれている事務所」という何よりの証拠になるからです。

条件②「費用の分割払い」に柔軟に対応してくれるか

債務整理には費用がかかります。
「では、着手金として最初に20万円ご用意ください」と言われてしまうと、そこでゲームオーバーです。

私が探したのは、「今は手持ちゼロでも大丈夫ですよ。督促を止めている数ヶ月の間に、無理のない範囲で分割して積み立てていきましょう」と提案してくれる事務所です。
初期費用0円、費用の分割払いOK。この条件は絶対に譲れませんでした。

条件③ 怒らず、話を遮らずに聞いてくれる「相性」

最後は、非常に感覚的ですが一番大切な「相性」です。
弁護士は法律のプロである前に、これから3年〜5年という長い返済期間を一緒に走ってくれる「パートナー」です。

  • 説教をしてこないか(怒らないか)
  • 素人の質問を小馬鹿にせず、最後まで聞いてくれるか
  • デメリットも包み隠さず説明してくれるか

最初の電話や面談で、「この先生なら信頼できる」「なんでも話しやすい」と直感で思えるかどうかを最重要視しました。

無料相談は「こちらが弁護士を面接する場」

借金をしていると、どうしても自分が「下」の立場になり、弁護士の先生を神様のように思い込んで萎縮してしまいます。

遠慮せず、2〜3社に電話して比較していい

でも、忘れないでください。
弁護士業も「サービス業」であり、あなたはれっきとした「お客さん」です。

無料相談は、弁護士があなたを審査する場であると同時に、「あなたが弁護士を面接する場」でもあります。
遠慮なんていりません。気になった事務所2〜3社に電話をして、比較検討していいんです。合わなければ「少し考えます」と断って全く問題ありません。

電話の第一声のトーンや、親身になってくれる声の温かさだけで、その事務所の雰囲気はだいたい掴めます。

まとめ

弁護士選びは、あなたの借金解決の成功と、その後の人生を左右する一番大切なステップです。

「家から一番近いから」「ネット検索で一番上に出たから」という理由だけでパッと決めるのではなく、自分の目で見て、話して、直感で「ここだ」と思える場所を決めてください。

今は、無料で優しく相談に乗ってくれる窓口がたくさんあります。
まずは「電話をかける(あるいはメールで問い合わせる)」という、小さな、でも確実な一歩を踏み出してみましょう。その一歩が、あなたの人生を必ず明るい方向へ変えてくれます。

FAQ(よくある疑問)

Q:大手の事務所と地元の個人の先生、どちらがいいですか?

A:一長一短です。
大手の事務所は実績とノウハウが豊富で、費用の分割払いなどのシステムが完璧に整っているのがメリットですが、担当者がコロコロ変わるなど事務的になりがちな面もあります。一方、地元の個人の先生はアットホームで親身になってくれますが、債務整理の経験が少なかったり、分割払いに対応していなかったりすることがあります。
私の場合は、「絶対に失敗したくない」という思いから、債務整理の実績が豊富な全国対応の大手事務所を選びました。

Q:法テラス(日本司法支援センター)は利用しましたか?

A:検討しましたが、最終的には利用しませんでした。
法テラスを利用すれば弁護士費用を安く抑えられる(立て替えてもらえる)メリットがあるのですが、収入などの審査があり、手続き開始までに時間がかかると聞いたからです。
当時の私は「1日でも、1時間でも早く督促の電話を止めてほしい!」と精神的に限界だったので、即日対応してくれる民間の事務所に直接依頼しました。督促のプレッシャーがなく、時間に余裕がある方は、法テラスも非常に良い選択肢だと思います。