弁護士の指示でクレジットカードにハサミを入れた数日後。
スマホの画面に、次々と見慣れない通知が届き始めました。
「お支払い方法の更新をお願いします」
「決済が承認されませんでした」
それを見た瞬間、「もしかして、毎月楽しみにしているNetflixも音楽アプリも、全部使えなくなるの!?」と激しく焦った私ですが、結論から言うと、今も問題なくエンタメを楽しめています。
デビットカードでは弾かれやすい「月額サービス(サブスク)」をどうやって維持しているのか。そして、この機会に断行した「デジタル固定費の断捨離」について解説します。
デビットカードの壁。「月額課金」は弾かれやすい?
前の記事で「デビットカード最強説」を唱えましたが、実はデビットカードにも唯一の弱点があります。それが「サブスク(継続課金)」の支払いです。
AmazonはOKでも、サブスクはNGな理由
Amazonや楽天での「都度払い(その場での買い物)」はデビットカードで全く問題なく決済できます。
しかし、毎月自動で引き落とされる月額サービスの場合、多くのデビットカードはシステム上「登録不可」として弾かれてしまいます。
口座残高が不足していた場合、サービス提供側が料金を回収できなくなるリスクがあるからです。
ただ、これも銀行によって対応がバラバラです。私の実体験で言えば、「楽天銀行デビットカード」や「PayPay銀行デビットカード」などは比較的多くのサブスクで登録が通りましたが、一部の地方銀行のデビットカードは全滅でした。
キャリア決済とコンビニ払いの活用
「じゃあ、デビットで弾かれたら終わり?」というと、そんなことはありません。
抜け道はいくつか用意されています。
1つ目は「キャリア決済(d払い、auかんたん決済など)」への逃避です。
携帯電話の料金を口座振替で支払っている場合、スマホのアプリ代などは携帯料金と合算するキャリア決済に変更できることが多いです。(※債務整理の対象から携帯会社を外している場合のみ有効です)
2つ目は、究極のアナログ手法「コンビニでのギフトカード払い」です。
NetflixやSpotifyなどは、コンビニのラックに専用のプリペイドカード(ギフトカード)がぶら下がっていますよね。あれを現金で買ってきて、コードを入力すれば半年分などをまとめて支払うことができます。私はこれで音楽と映画の命脈を保ちました。
本当にそのサブスク、全部必要ですか?
抜け道を探す一方で、私はこの「支払いエラーの通知」を機に、スマホの中身を徹底的に見直しました。
強制エラーで発覚した「幽霊会員」の多さ
クレジットカードが止まり、強制的にエラー通知が来るようになって初めて気づいた恐ろしい事実。
「あ、この動画アプリ、1年間一度も開いてなかったな」
「このニュースサイトの有料会員、まだ解約してなかったのか」
クレカの「自動更新」という麻酔が効いていたせいで、毎月数百円、数千円というお金が垂れ流しになっていた「幽霊会員」の多さに愕然としました。
麻酔が切れて痛みに気づけたことは、私にとって借金体質を改善する幸運なショック療法でした。
月額3,000円の節約は、年利で考えると超巨大
私はこの機会に、なんとなく入っていた動画配信サービスや、使っていない有料アプリを片っ端から解約しました。
結果、毎月約3,000円の固定費が浮きました。
たかが3,000円と思うかもしれませんが、1年で36,000円です。もしこれを年利15%の借金で払っていたとしたら、とんでもない無駄金です。
不要なサブスクを解約しただけで、毎月の家計(とくに弁護士への積立金)が劇的に楽になりました。
残すと決めた「心の栄養」になるサービス
もちろん、すべてを解約して「ゼロ」にしたわけではありません。
節約のしすぎはリバウンド(借金)の元
借金返済中だからといって、エンタメをすべて断ち切り、水と塩だけで生きるような過度な節約をすると、必ずどこかで心が荒み、反動でリバウンド(散財)してしまいます。
だから私は、「これだけは絶対に楽しむ」という1〜2個のサービスだけは厳選して残すことにしました。
私の場合は、休日の夜に映画やドラマを見る時間だけは、精神衛生上絶対に死守すると決めたのです。自分が本当に価値を感じるものにだけお金を払う。それが「正しいサブスクの使い方」だと学びました。
まとめ
クレジットカードが止まることは、決して生活の終わりではありません。
それは、スマホの中に潜む「無駄な出費」を強制的に棚卸しする、最高のチャンスです。
どうしても残したいサービスには、ギフトカードや口座振替などの抜け道がいくらでもあります。
でも、面倒な継続手続きをしてまで残す前に、「本当に今の自分に必要か?」と、一度立ち止まって考えてみてください。その数秒の思考が、あなたの家計を確実に黒字へと導いてくれます。
FAQ(よくある疑問)
Q:サーバー代やドメイン代などのWebサービスの支払いはどうしましたか?
A:私はWordPressを使って自分でブログサイトなどを運営しているため、サーバー代やドメイン代の引き落としがエラーになった時は一番焦りました。
解決策として、銀行振込やコンビニ決済(請求書払い)に対応している会社に乗り換えたり、一部の「Vプリカ(ネット専用Visaプリペイドカード)」を活用して乗り切りました。ビジネスや趣味で必須のインフラであっても、探せば現金やプリペイドで支払える道は必ず用意されています。
Q:どうしてもデビットで登録できないサービスはどう諦めましたか?
A:別の支払い方法も用意されておらず、デビットも弾かれるサービスについては、「現金で買えないものは、今の私の身の丈に合っていないんだ」というマイルールを思い出して、スッパリ解約しました。
解約した初日は名残惜しかったですが、数日経てば案外平気で、なくても全く困らないことに気づきました。
