「ここでお買い物すれば、1%還元だからお得!」
かつての私は、そのわずかなポイントのために、数千円、時には数万円の不要な買い物をクレジットカードで決済していました。
債務整理をしてクレカにハサミを入れたとき、私が一番に思ったのは「ああ、もうお得なポイ活はできないんだな」という諦めでした。
でも、それは大きな間違いでした。
むしろクレカを捨ててからの方が、私は賢く、健全にポイントと付き合えるようになったのです。
今回は、クレカなし・ブラックリスト期間中の私が実践している「地味だけど確実なポイ活」と、借金脳からの脱却法を公開します。
かつての私を苦しめた「ポイント還元の罠」
クレジットカードを持っていると、日常のすべてが「ポイント中心」に回るようになります。それが借金地獄への静かな入り口でした。
ポイントを貯めるために「無駄な買い物」をしていませんか?
「あと500円分買えば、ポイントが2倍になりますよ!」
ドラッグストアやネット通販でよく見るこの謳い文句。
昔の私は、この言葉に踊らされていました。
数十円分のポイントをもらうために、本当は必要ないお菓子や日用品をカゴに追加して、余分な500円を支払う。冷静に考えれば完全な「本末転倒」なのですが、当時は「自分は賢く買い物をしている」と本気で錯覚していました。
借金があるのにポイントを喜んでいた異常性
何より恐ろしいのは、当時の私にはリボ払いの残高(借金)が数百万円もあったということです。
年利15%以上の高い利息をカード会社に払い続けているのに、1%のポイント還元をもらって一喜一憂している。
今思えば、完全に計算が狂っています。穴の空いたバケツで水を汲みながら、「スプーン1杯分の水がもらえた!」と喜んでいるようなものです。
これが、お金の感覚が麻痺した「借金脳」の正体でした。
現金・デビット派の「新・三種の神器」
クレカを解約し、そんな異常な借金脳から抜け出した私は、今では以下の「三種の神器」を使って、地味に、でも着実にポイントを貯めています。
共通ポイントカード(V・楽天・d・Ponta)を徹底活用
決済方法が現金やデビットカードになっても、「ポイントカードの提示」は誰でもできます。
街のドラッグストア、コンビニ、スーパーなどで、会計前にスマホのバーコード(Vポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイントなど)を提示するだけ。
これだけで0.5%〜1%のポイントが貯まります。支払いは現金で借金リスクをゼロに抑えつつ、もらえるものはしっかりもらう。これが基本中の基本です。
デビットカードの還元をバカにしない
前の記事でも紹介した「デビットカード」ですが、実はポイント還元がつくものも多いです。
例えば、楽天銀行デビットカードやPayPay銀行デビットカードなどは、クレジットカードと同じように利用額に応じてポイントが還元されます(0.5%〜1.0%など)。
口座からの「即時引き落とし」で家計を安全に管理しながら、おまけでポイントまでもらえる。デビットカードは現金派にとって最強の味方です。
レシートアプリで「ゴミを金に変える」
そして、ブラックリスト期間中の密かな楽しみが「レシートアプリ」です。
「楽天パシャ」や「CODE(コード)」といったアプリを使い、買い物をした後のレシートをスマホのカメラで撮影するだけ。それだけでポイントがチャリンと貯まります。
ただのゴミだったレシートを、現金で買い物をした証拠としてポイントに変える。地味ですが、ノーリスクでできる立派なポイ活です。
お金を使わずに貯める「健康系ポイ活」
さらに、そもそも「買い物をしない(お金を使わない)」でポイントを貯める方法にも目を向けるようになりました。
歩くだけでポイントが貯まるアプリ
「dヘルスケア」や「トリマ」など、スマホを持って歩くだけでポイントやマイルが貯まるアプリを活用しています。
借金ストレスで生活が荒れていた頃は、運動なんて一切しませんでした。
今は、健康維持のために歩きながら、1円、2円とポイントを積み上げる楽しさを味わっています。お金を使わずにポイントが生み出される感覚は、精神衛生上とても良いです。
ログインボーナスやアンケートを活用
通勤電車やトイレの中など、隙間時間のスマホいじりも変えました。
ネットサーフィンで物欲を刺激する(消費行動)のではなく、アンケートアプリに答えたり、ポイントサイトのログインボーナスを受け取ったりする(小さな生産行動)時間に充てています。
ポイ活を再開する際の「自分ルール」
こうして健全なポイ活を楽しめるようになりましたが、二度と「借金脳」に戻らないために、絶対に守っているルールがあります。
「ポイントのために買う」を100%禁止する
必要なものを買ったときに、たまたま付いてくるのがポイント。
この順番を絶対に逆にしません。
「ポイント10倍キャンペーン」の日であっても、今すぐ必要なものがなければ絶対に買い物に行きません。ポイントはあくまで副産物であり、目的ではないと自分に言い聞かせています。
貯まったポイントは「ご褒美」ではなく「生活費」に充てる
昔は、貯まったポイントで「ご褒美」と称してスイーツや無駄な小物を買っていました。
今は違います。貯まったポイントは、スーパーでの食料品や、ドラッグストアでのトイレットペーパーなど、「絶対に支払わなければならない日用品(生活費)」に全額充てています。
ポイントで生活費を払い、その分「現金を残す」。これこそが、債務整理後の正しい「守りのポイ活」です。
まとめ
派手なポイント還元に釣られ、クレジットカードを切りまくる生活はもう終わりです。
クレカなしのポイ活は、1回にもらえるポイントが少なく、とても地味で時間がかかります。
でも、その分「1ポイント(=1円)の重み」を絶対に忘れません。
「1ポイントは、1円の現金と全く同じ価値がある」
そう心から思えるようになったとき、あなたの家計管理は本物になります。
焦らず、無理せず、現金主義の新しいポイ活を楽しんでいきましょう。
FAQ(よくある疑問)
Q:楽天カードがないと、楽天ポイントは貯まりにくいですよね?
A:確かに、クレジットカード(楽天カード)決済による倍率アップの恩恵は受けられなくなります。
しかし、楽天銀行デビットカードでの決済や、お買い物マラソンなどのイベント時に「必要な日用品」をまとめ買いする工夫をすれば、現金・デビット派でも十分にポイントは貯まっていきます。無理に倍率を追わないことが大切です。
Q:ポイ活アプリを入れると通知がうるさくてストレスになりませんか?
A:非常によく分かります。アプリからの「今日お得!」という通知は物欲を刺激するので危険です。
私は、ポイ活アプリのプッシュ通知をすべてオフに設定し、夜寝る前の数分だけ、自分からアプリを開いてチェックするようにしています。ポイ活に振り回されない「心の余裕」が何より大切です。
